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マンションの資産価値のモノサシ②ライフスタイル

公開日:2018年10月2日

共働き世帯増加による住まいの立地観の変化

共働き等世帯数の推移 (出典:内閣府ホームページ)
共働き等世帯数の推移 (出典:内閣府ホームページ)

「ライフスタイルを実現できる」場所であることは、住まいを選択する上での大切なポイントです。「都会でアクティブに暮らしたい」、「郊外でゆったりと生活したい」、「オフタイムで趣味が楽しめる海の近くに住みたい」など、様々な理想の住まいのカタチがあるでしょう。多様なライフスタイルが実現できる場所は、たくさんの人に支持され住まいの需要も高いと考えられます。

家族の求めるライフスタイルは、世帯構成によっても異なります。昭和から平成に移行する中で、共働き世帯の割合は大きく変化しました。内閣府が公表している「共働き等世帯数の推移」のデータによれば、昭和55年に614万世帯であった共働き世帯は、平成28年に1129万世帯と増加しています。一方で、専業主婦世帯は1114万世帯から664万世帯と大きく減少しており共働き世帯の増加は、住まいの立地観にも変化をもたらしています。

夫妻が出会ったきっかけ2015年(出典:国立社会保障・人口問題研究所)
夫妻が出会ったきっかけ2015年(出典:国立社会保障・人口問題研究所)

国立社会保障・人口問題研究所の調査によれば夫妻が出会ったきっかけは「職場や仕事で」が28.1%です。夫婦揃って同じ職場や近いエリアに勤務するケースはそれほど多くないでしょう。ワークプレイス(職場)が夫と妻で2地点に分かれるということは、住まいの立地としては2地点ともにアクセスしやすい場所が望ましいです。この20年で大きく居住エリアとして変貌した都心近接の街「豊洲」や13路線が乗入れるマルチアクセスの街「武蔵小杉」は、こうした共働きの支持を集めて発展した街とも言えるでしょう。

生活利便性の高い街は、共働き世帯に支持される

金利タイプの選択「2017年度民間住宅ローン利用者の実態調査第2回」より

多忙な共働き世帯にとって、身近にスーパーなどの買い物施設があるなど生活利便性も大切な要素です。「豊洲」や「武蔵小杉」が発展した要因として、生活利便性の高さも挙げられます。「豊洲」では、「アーバンドック ららぽーと豊洲」や「スーパービバホーム豊洲店」などの商業施設、「武蔵小杉」では、「グランツリー武蔵小杉」や「武蔵小杉東急スクエア」などの商業施設が駅前にあり多彩なライフスタイルに応えられるお店が充実しています。会社帰りや休日に気軽に買い物ができる便利な暮らしは、街の大きな強みでしょう。さらに「武蔵小杉」には「川崎市立中原図書館」、「豊洲」には「豊洲シビックセンター」など公益施設も整っています。

大型商業施設が建ち並ぶ浦和駅の西口駅前広場
大型商業施設が建ち並ぶ浦和駅の西口駅前広場

上野東京ラインの開業で、都心へのアクセスが向上した「浦和」も通勤利便性と生活利便性を兼ね備えた街です。4路線が利用可能で、「東京」方面だけでなく「新宿」方面へも30分未満でアクセス可能な軽快なフットワークです。伊勢丹浦和店や浦和コルソ、浦和PARCOなど大型商業施設が駅周辺に揃っていて商業利便性も高い。文教都市として知られ教育環境も充実しています。浦和エリアは、居住エリアとしての評価も高くここ数年マンション開発が活発です。

多様化するライフスタイルに求められるのは、住まいの自在性です。共働き層に支持される街は、住み替えで売却する際にも一定の需要が見込まれるので資産としての魅力もあります。都市部への交通利便性と生活利便性を兼ね備えた街は首都圏には他にもたくさんあります。家族のライフスタイルを思い描きつつ理想の街を探してみてはいかがでしょうか。

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岡本郁雄(おかもといくお)

著者プロフィール
 岡本郁雄(おかもといくお)

ファイナンシャルプランナーCFP®、中小企業診断士、宅地建物取引士。不動産領域のコンサルタントとして、マーケティング業務、コンサルティング業務、住まいの選び方などに関する講演や執筆、メディア出演など幅広く活躍中。延べ3000件超のマンションのモデルルームや現地を見学し、マンション市場の動向に詳しい。神戸大学工学部卒。岡山県倉敷市生まれ。

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出典元:マンションサプリ